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セイロンティー

紅茶といえば香り立つセイロンティー

かつてスリランカが「セイロン」と呼ばれていた英国植民地時代に、世界的に有名な「セイロンティー」の歴史が始まる。それから150年の時を経た今でも、スリランカでは、自然の恵みである紅茶本来の風味・香り・色を保つことができる「手摘み」と「オーソドックス製法(伝統的製法)」にこだわった昔ながらの製法で、自然と共生しながら紅茶づくりを行っている。

スリランカの紅茶の歴史

世界に名高い紅茶「セイロンティー」の歴史がスリランカで幕を開けたのは、今から150年前の1867年。セイロンティーの父として知られるスコットランド人ジェイムズ・テイラーが、最初のお茶の苗木をキャンディの英国のキューガーデンの分園として英国人によってつくられたペラデニア植物園で実験的に植えたことから始まる。その当時、スリランカは英国の植民地で、英国人は当初はコーヒー栽培を行っていた。しかし、害虫被害が発生したことでコーヒー産業が壊滅的な打撃を受けた中、次の産業として注目されたのが「紅茶」であった。英国人により、スリランカの山々が紅茶栽培用に切り開かれ、そこで多くの植民地でプランテーション産業を展開していた英国の高い技術と知恵がスリランカの紅茶づくりにも導入された。その結果、スリランカは欧州市場向けの紅茶の一大産地として発展を遂げる。150年たった今でも、スリランカの紅茶工場の多くで、英国時代の機械が現役で活躍している。

スリランカの紅茶の特徴

世界的な紅茶の産地といえばインド・ケニア・中国、そしてスリランカがあげられる。これら紅茶の産地の中で、スリランカのセイロンティーのみが持つ特徴といわれているのが「一つの国でいろいろな種類の紅茶を楽しめること」、そして紅茶のクオリティーを決める大切な要素である「水色、香り、り味の3つのバランスがとても良い」ということ。これらの特徴を創り出しているのが、スリランカのもつ独特な地形である。スリランカは標高0の海岸部から、島の中央部に向け徐々に標高が高くなっていく地形をしており、紅茶の産地で有名なヌワラエリア周辺は1,800m級の山々が連なるエリアとなる。スリランカではこの“標高差”が紅茶づくりの重要なポイントとなっており、この標高差を軸に紅茶の種類「ハイ・グロウンティー(1200m以上)」、「ミディアム・グロウンティー(標高600~1200m)」、「ロー・グロウンティー(標高600m以下)」という3つの区分にわけている。そして、それぞれの標高区分の中に、スリランカを代表する紅茶の産地が存在する。 英国人が紅茶栽培を行っていた時代に、スリランカの中央高地一帯から南部にかけてのスリランカを代表する五大紅茶産地「ヌワラエリア」、「ウバ」、「ディンブラ」、「キャンディ」、「ルフナ」が生まれた。現在は、この五大紅茶産地に新たにに2つの産地「サバラガムワ」と「ウダプッセラワ」が加えられ、スリランカの紅茶の産地は「セイロン・セブン・カインズ」と呼ばれる七大紅茶産地となっている。

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