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バワ建築ホテル

ゴール

ジェットウィング・ライトハウス

Jetwing Lighthouse

熱帯建築の巨匠・ジェフリー・バワのマスターピースといわれるジェットウィングライトハウス。バワ後期の作品であるライトハウスは、ラキー・セナナヤケ作のポルトガルとの戦いをモチーフとした迫力ある、かつ、照明を抑えた螺旋階段を登っていくと、その先にインド洋が眼前に広がるという、バワ独特のドラマティックな演出から始まる。インド洋のエネルギーが体感できるオープンエアーのテラスは、バワお気に入りのスポットである。「光と影」、「静と動」のコントラストという様々な仕掛けがされたまるで劇場のような空間だ。時間により、天気により、その時々に全く違う表情をみせるこのライトハウスはぜひ連泊したいホテルである。

ネゴンボ

ネゴンボ

ジェットウィング・ビーチ

Jetwing Beach

ネゴンボにあるもう一つのバワ設計のホテルがジェットウィング・ビーチ。当初は、ロイヤル・オーシャニックという名称で親しまれていた。その後、2004年に、ジェットウィング・ラグーンの改築を担当した弟子のビノッド・ジャヤシンゲにより5つ星ホテルとしてアップグレードのための改築がされた。バワのオリジナルの設計が残っているのは、ホテルのエントランス部分の階段エリア(当時のままの色鮮やかな天井画が残っている)、地上階にあるメイン・レストラン横に引き込んだ植栽がほどこされたプール、そして客室内の高い天井とバスタブとシャワーブースが分かれている点など。全室オーシャンビューからの圧巻の夕景をぜひ楽しんで。

ジェットウィング・ラグーン

Jetwing Lagoon

空港からわずか30分の場所にあるジェットウィング・ラグーンは、バワが初めて設計したホテルである。設計する際にバワが大切にしたのはホテルが建つ「ネゴンボ」がスリランカでも有数の漁港の街であるという歴史。ここは人々が「水」とともに生きている場所だ。バワは、滞在する全てゲストが常に水触れあえる空間づくりを目指した。そして完成したのがラグーンに面して客室やレストランを配したこのホテルである。一度は廃墟と化したが2012年にバワの愛弟子のジャヤシンゲにより改築され現在の形となった。100mプールは、増築した客室エリアでも、常にゲストが水と触れ合えるようにというバワコンセプトの継承の証である。

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